フェルミ推定で中学受験の論理的思考が身に付く?おすすめマンガの紹介!
こんにちは!関西の中学受験ブログのマグロです。
中学受験に挑戦する小3の長女(エビちゃん)と年長の長男(サーモンくん)がいます。
みなさんは「フェルミ推定」という言葉をご存知でしょうか。
フェルミ推定は、現代社会で重要な能力として注目を浴びてきています。
さらに、近年では中学受験とも無関係と言えなくなってきました。
フェルミ推定について、説明&小学生が学ぶための入門マンガを紹介します!
フェルミ推定とは?
そもそも「フェルミ推定」て何だろう?
フェルミ推定とは、「正確な数値を入手することが困難だったり、簡単にわからないものや事象について、入手できる情報などを基に論理的に推論して概算値を求める手法」です。
もっと単純に言うと「ザックリ計算すること」です!
なぜフェルミ推定が重要視されてきたのか?
当然ですが、簡単に正解がもとめられるような状況では、フェルミ推定は役に立ちません。
しかし、フェルミ推定は現代社会で注目度が高まっています。
どうして、フェルミ推定が重要視されるようになったの?
それは、現代社会では「答えのなかなかでない問題」「答えの無い問題」に直面することが多いからです!
現代ではITの発達もあり、答えのある問題についてはすぐに解決できる世の中になりました。
ただ、世の中の不確実性が増して、先の見えづらい・先の読みにくい時代になりました。
Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとって、ブーカ(VUCA)の時代とも呼ばれています!
そのため、丸暗記した知識を使うのではなく、論理的思考力で仮定して推測する力の方が現代社会では重宝されており、フェルミ推定が重要視されるようになったのです。
中学受験とフェルミ推定について
上記のような時代背景から、中学受験でもフェルミ推定と似たような問題が出題されるようになってきました。
主に、算数や理科の問題で出題されます!
ある程度の不完全なデータが与えられて「1日の新幹線の利用人数を推定せよ」とか「日本の100年後の人口を推定せよ」みたいな問題が出題されるケースがあります。
慣れていないと、戸惑ってしまいそう。。。
フェルミ推定に慣れておくことは、中学受験はもちろん、その後の高校・大学・社会人でも役に立ちます!
フェルミ推定を初めてマンガで学ぶなら「10歳からのおもしろ!フェルミ推定」
フェルミ推定の概念に初めて触れるのに、必須のマンガです!
以下では「10歳からのおもしろ!フェルミ推定」の特徴を3点説明します。
①「仮定する力」がわかりやすく身に付く
「10歳からのおもしろ!フェルミ推定」は、フェルミ推定の基本的な考え方が小学生向けに、やさしく解説されています。
まさに、フェルミ推定の入門にはピッタリの1冊です!
「10歳からのおもしろ!フェルミ推定」は、身近な生活に関係した具体的な例が多く紹介されています。
例えば「日本の小学生のうち、スマホでゲームをしている人は何人?」といった問題・解説が収録されています!
身近な内容なので、「仮定する力」をわかりやすく、身につけることができます。
②子どもが自分で読み進めやすい内容
「10歳からのおもしろ!フェルミ推定」は、フェルミ推定が「漫画(マンガ)」や「イラスト」を交えて解説されています。
そのため、子どもが自分一人でも読み進めやすいようになっています!
フェルミ推定という、ややこしい概念が簡単な言葉で説明されており、子どもが楽しみながら学べる本となっています。
③論理的思考力を鍛えることができる
フェルミ推定を学ぶことは、子どもに「論理的思考力」や、限られた情報から「仮定する能力」を養うことができます。
鍛えられた思考力・仮定する能力は、中学受験に向けた算数や理科の学習にも役立ちます。
もちろん、中学受験だけではなく、日常生活でも役立つ考え方です!
最後に
「10歳からのおもしろ!フェルミ推定」は、楽しみながらフェルミ推定の基礎を学べるので、フェルミ推定の入門にピッタリのマンガです。
フェルミ推定は独特の内容なので、必要な能力なのに小学校や中学受験塾でキッチリ習うことはありません。
そのため、中学受験を考えている家庭は、ぜひ一通り読んでみることをおすすめします!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!