非認知能力(非認知スキル)は中学受験に必要?浜学園で伸ばせる?
こんにちは!関西の中学受験ブログのマグロです。
中学受験に挑戦する小2の長女(エビちゃん)と年中の長男(サーモンくん)がいます。
中学受験の勉強というと、どうしても机に向かってのペーパーワークが中心になります。
しかし、近年では「テストの点数」以外に子どもの教育に重視されているものがあり、「非認知能力(非認知スキル)」と呼ばれています。
非認知能力と中学受験について、まとめてみました!
非認知能力(非認知スキル)とは?
そもそも非認知能力(非認知スキル)って何?
以下は「文部科学省の中央教育審議会」の文章からの抜粋です。
非認知能力とは、主に意欲・意志・情動・社会性に関わる3つの要素(①自分の 目標を目指して粘り強く取り組む、②そのためにやり方を調整し工夫する、③友達 と同じ目標に向けて協力し合う。)からなる
【出典】https://www.mext.go.jp/content/20210810-mxt_youji-000017287_3.pdf
結局、どういうことなの。。。
ざっくり言うと、「ペーパーテストでは計れない、これからの時代を生き抜くのに必要な力」だよ!
認知能力と非認知能力
もっと非認知能力についてわかりやすくするために、認知能力との対比で見てみようと思います。
【認知能力】
記憶力、思考力、計算力、言語力、IQ(知能指数)等々の、ペーパーテスト等で、数値化できる能力。
【非認知能力】
認知能力以外の能力全般。意欲、思いやり、根気等々の、数値化できない心の能力。
国語、算数、理科、社会のような点数で計れるのが「認知能力」、その他の心の能力が「非認知能力」
非認知能力の重要性
このように、今までのいわゆる「学力」とされる能力と違うのが、非認知能力です。
そして、非認知能力は現代社会で「重要視」されています。
それは、現代社会が「変化の激しい予測不能な社会」となっているからです。
Volatility(変動性)Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとって、「VUCAの時代」と呼ばれています!
変化の激しい予測不能な時代では、知識等の認知能力よりも、時代に応じて柔軟に対応できる「非認知能力」が大事となってくるのです。
確かに、我が子に身に付けて欲しいと思う能力ですよね!
代表的な非認知能力の例
非認知能力は幅広いのですが、代表的な非認知能力について紹介します!
①意欲、やる気、主体性
能力があっても、意欲・やる気がなければ、何ごともうまくいきません。
あなたの周りにも、「頭は良いんだけど、やる気がね。。。主体性がないし。。。」という人、いると思います。
周りからみても「意欲がある人」「やる気がある人」は魅力的に感じますよね。
仕事でも大きな成果を残すためには、「意欲、やる気、主体性」というのは欠かすことのできないものです。
②協調性、共感、他人の意見の尊重
複数人で何かに取り組む際に、「協調性、共感、他人の意見の尊重」が無ければ、うまく進めることはできません。
全部まとめて、「コミュニケーション能力」とも呼びます。
どれだけ頭が良くても、自分の主張ばかりを押し通したり、自分勝手に色々と進めていく人とは、一緒に働きたくないですよね。
世の中に必ず正しい判断ができる人は、絶対にいません。
だからこそ、「協調性、共感、他人の意見の尊重」は大事な能力となります。
③優しさ、思いやり
「テストの点数は良いけど、友達にイジワルな子・困っている人に冷たい子」、このような子どもには「なって欲しくない」と、親ならば誰しもが思っているでしょう。
人間が一人で、できることなど限られています。
ですが、他人への「優しさ、思いやり」がなければ、そのうち孤立してしまうでしょう。
私の好きな言葉に、「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている意味がない」という言葉がありますが、それほど「優しさ」は人生において大事だと思っています!
④自信、自己肯定感、情緒安定
実力があったとしても、自信が無かったり、自己肯定感が低い人は、情緒が安定せず、思うような実力が発揮できません。
新たなことにチャレンジするエネルギーは、自信や自己肯定感がなければ生まれません。
また、自信があって、自己肯定感の高い人は、他人からも魅力的に見えます。
ポジティブな気分で人生を過ごすためにも、子どもには自己肯定感を高めて欲しいです!
⑤忍耐、自律、自制
社会で共同生活を行うためには、時に自分を律することも大事です。
そのような大きな話でなくても、「我慢のできない子ども」というのは、良くないですよね!
勉強や仕事は、結果が出るまで時間がかかるものが多いです。
忍耐がなければ、勉強や仕事で大きな結果を残すことは難しいでしょう。
まだまだ子どもなので我慢ばかりさせるのは可哀想ですが、「忍耐、自律、自制」は上手く身に付けて欲しいですね!
⑥根気、根性、やりきる力
「諦めが早い」ことは「長所」にもなりえますが、何かを学ぶうえでは「短所」です。
勉強でも仕事でも、「根気強く」やらなければ身に付かないものは多いです。
また、人生において大体のものは諦めなければいつかは達成できます。(スポーツ選手のような才能が必要なものは無理ですが。。。)
世の中、粘り勝ちできるものは多いので、簡単に諦めない子になって欲しいですよね!
非認知能力は中学受験に必要か?
非認知能力が大事なのはわかったけど、中学受験には必要なの?
結論から言うと、中学受験には「非認知能力」を評価するような入試はありません。
そのため、非認知能力は中学受験に直接的には関係ないことになります。
ただ、非認知能力である「忍耐」や「根気」は中学受験勉強には大事ですよね。
テストの本番で実力を発揮するには「自信」や「集中力」も必要になります。
非認知能力は中学受験に「直接的」には関係ないですが、中学受験を乗り切るために「間接的」に重要となってます!
浜学園で「非認知スキル教育」がスタート!
中学受験の関西大手進学塾である浜学園では「非認知スキル教育」を学べるカリキュラムが、2024年からスタートします。
しかも、浜学園マスターコースの塾生ならば、無料で受講できます!
エビちゃんが2024年2月から浜学園に通塾しますので、色々と調べてみました!
なお、浜学園の非認知スキル教育は、Webで受講ができます。
通常の授業のように教室で講師が教えてくれるスタイルではないので、注意しましょう。
浜学園の非認知スキル教育で何が身に付くのか?
浜学園の非認知スキル教育を受講することで、次のような能力が身に付くとされています。
◼️「未知なる問題」や「答えの無い問題」に対して、
①自分ならではの視点で思考を巡らせ判断し、表現できること。
②自分以外の考えを正しく解釈・評価して、自分の考えにも反映させたり、他者と協働したりしながら、より良い答えを導きだしていけること。
「正解の無い問題」について、考える力を身に付けることができます!
浜学園の非認知スキル教育は、「小1~小3」と「小4~小6」で内容が違うので、それぞれ紹介します。
「小1~小3」向け、未来発見プログラム
小学校低学年(小1~小3)に対しては「未来発見プログラム」と呼ばれるカリキュラムが用意されています。
まだまだ幼い小学校低学年でも、取り組みやすい・親しみやすい内容になっています!
具体的な内容は下記です。
ステップ1 ギャラリートークトレーニング
【出典】https://hamasdgs.com/program/
ギャラリートークとは「鑑賞会」のことで、具体的には「美術館」や「博物館」等で、展示されている作品について、他人と意見交換することです。
浜学園のギャラリートークトレーニングでは、画面に表示された絵または写真について、問題が出題されます。
そして、問題について、自分の意見・考え・その理由を回答します。
絵や写真について、あたえられた一定の視点(問題)から自分で解釈し、その理由(意見・考え)を表現することで、「想像力・表現力」等の、非認知能力を鍛えることができます!
また、他の人の解答を閲覧することができるので、自分とは異なる解答を見て理解することで、自分の「考え方」「見識」を広げることができます。
ステップ2 解答ワーク
【出典】https://hamasdgs.com/program/
解答ワークでは、「正解のない問題」に取り組むことで、「思考力・判断力・表現力」等の非認知能力を鍛えることができます。
また、限られた時間で集中して取り組むことで、「集中力」も鍛えられます!
解答ワークでもギャラリートークと同様に、解答後は他の人の解答を閲覧することができます。
自分の解答と比較することで、新たな気づきを得たり、より考えを深めたりすることができます。
「小4~小6」向け、非認知スキルトレーニング
小学校高学年(小4~小6)に対しては「非認知スキルトレーニング」と呼ばれるカリキュラムが用意されています。
小学校低学年より高度な、社会での「対応力」が鍛えられるトレーニングになっています!
具体的な内容は下記です。
ステップ1 Individual Answer Training
【出典】https://hamasdgs.com/training/
Individual Answer Trainingでは、様々な状況・色々な情報の問題に対して、自分の知識・経験で答えるだけではなく、「想像力」「創造力」等の非認知能力を使って解答することが求められます。
そのため、「正解のない課題に向き合う力」を磨くことができます。
また、低学年向けのカリキュラムと同じように、他の人の解答を閲覧することができますので、自分と違った解答を見ることで、自分の「考え方」「見識」を磨いていくことができます。
取り上げられる問題は、中学受験だけではなく、高校受験・大学受験の新傾向問題のトレンドを含んだ内容となっています!
そのため、非認知能力を身に付けるだけではなく、入試対策としても有効となっています。
ステップ2 English Training
【出典】https://hamasdgs.com/training/
English Trainingでは、「ステップ1 Individual Answer Training」での自分の解答が自動英訳されます。
→いきなり英語です!英語を全くやってない子どもだと戸惑うかも。。。
自動英訳された自分の解答と、自分の日本語での解答を比較することで、英作文の表現について学ぶことができます。
個人的にはこのステップは難しいと思うので、英語を先取り学習していないのならば、飛ばしても良いのではと思います。
ステップ3 Gallery Talk Training
【出典】https://hamasdgs.com/training/
ギャラリートークについては、小1~小3向けの「未来発見プログラム」と同様の内容です。
そのため、内容については未来発見プログラムの「ステップ1 ギャラリートークトレーニング」をご参照下さい!
最後に
この記事をまとめると、下記になります。
- 非認知能力は中学受験に直接的には関係ないですが、中学受験を乗り切るためには間接的に重要
- 浜学園では非認知能力を伸ばすカリキュラムが用意されている。(浜学園の塾生ならば無料)
少なくとも長女(エビちゃん)が低学年のうちは、浜学園の非認知能力のトレーニングを実践したいと思います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!