【中学受験】関西で社会は選択するべき?いつまで受講する?

こんにちは!関西の中学受験ブログのマグロです。
中学受験に挑戦する小3の長女(エビちゃん)と年長の長男(サーモンくん)がいます。
本日は、関西の中学受験における「社会」の科目について、掘り下げて記事にします。(私の頭の整理を兼ねています。)

我が家の考え方・方針も記載しています!社会の受講を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください!
初めに ~関西中学受験における、「社会」の位置付けの整理~

塾で「社会」が必須ではなく、選択科目になっているけど、どういうこと?取らなくても大丈夫なの?

まずは、関西中学受験における、社会の位置付けを整理しましょう!
関西の中学受験塾では、社会は選択制となっていることが多いです。
これは、単純に関西の私立中学が受験科目に、社会を必須としている場合が少ないからです。

これは、関東との大きな違いです!
【社会が必須の関西の私立中学】
神戸女学院中学(女子校)のみ
逆に言えば、神戸女学院を目指す場合以外は、社会は必須ではないと言えます。
そのため、中学受験において社会を学習させない家庭が、関西では関東に比べて多いです。

だから、多くの関西の中学受験塾では、社会は選択制になっているのです!
補足:なぜ関西中学受験界で社会がこのような位置付けになったのか

関西の中学受験における社会の位置付けはわかったけど、なぜこうなってるの?

補足的に説明しますね。(中学受験マニア以外は読み飛ばしてください)
関西の中学受験で、なぜ社会を除いた3科目(国、算、理)受験が主流になっているかというと、兵庫県の名門男子校が要因です。
言わずと知れた「灘」です。
灘は受験で社会を選択できません。(国、算、理で固定です。)
灘に追随するかたちで、受験に社会を必要としない(受験科目にあっても選択制)学校が多くなったのです。

灘クラスになってくると、中学受験全体のルールに影響をあたえます!
鶏が先か卵が先かわかりませんが、関西の中学受験塾でも社会は選択式となっているのです。
関西の中学受験で、社会を受講するメリット

じゃあ、社会を受講する意味って何かあるのかな?

もちろんメリットがあるので、多くの受験生が受講しています!
メリット①受験で選択の幅が広がる
一番のメリットは、社会を勉強していれば「受験(入試)で色々な選択ができる」という点です。
社会は受験科目として「必須」では無いのですが、「選択」できる私立中学校は多いです。

国語、算数、社会(理科は無し)で受検できる、私立中学校は多数あります!
また、国語、算数、理科、社会の4教科で受験をして、理科・社会で点数の良い方を採用して、合計点を計算してくれる学校もあります。

理科の成績がイマイチ伸びない。。。とか、理科が当日コケる可能性を考えると、社会を受講しといて全く損はありません!
メリット②他科目の理解に繋がる
社会だけに限ったことではありませんが、社会を勉強することは他科目の理解・成績に繋がります。
国語の「読解問題」に、気候変動や社会情勢の問題が出ることは珍しいことではないですし、算数・理科に社会に関連する問題が出ることもあります。

社会の知識が無ければ解けない、という問題は出ないでしょうが、問題を解くうえで知識があると頭の整理がしやすくなります!
また、昨今の中学受験入試では、各科目の垣根を越えた複合的な問題が出題されることもあります。

このような問題に備えるためには、社会を受講しておくとアドバンテージになります!
メリット③中学受験以外でも役に立つ
小学校の先生で「社会に出てから「社会」の科目が役に立つ」と言っていた人がいました。
その言葉があらわす通り、社会の科目で勉強する内容は、現実社会と密接に関係していることが多いです。

単なる受験勉強ではなく、現実社会のことを勉強できる科目が社会です!
また、中学受験の先の大学受験等でも、社会で学ぶ内容は必ず活きてきます。

知識は多いに越したことはありませんよね!
関西の中学受験で、社会を受講するデメリット

社会を受講するメリットはわかったけど、逆にデメリットは?

いくつか思い当たるデメリットを紹介します!
デメリット①勉強時間
一番のデメリットは、社会を勉強する「時間」でしょう。
中学受験は小さい子どもにとって、とてもハードなスケジュールで勉強時間も長くなります。

少しでも勉強時間を少なくしてあげて、子どもの負担を軽くしてあげたいと思いますよね。
選択制ならば社会を受講せず、その分の時間を他のことに割り当てた方が。。。と、どの親御さんも考えると思います。
デメリット②お金
社会を受講する場合と受講しない場合では、当然塾の「授業料」が変わってきます。
ただでさえ、お金がかかる中学受験で、受験科目に必須ではない社会にお金をかけるのか?と悩むケースはあると思います。

全体から比べると、それほど大きな金額の差では無いですが、チリも積もればです。
デメリット③環境が変わるリスク
社会が必須、もしくは選択できる私立中学校を目指して一生懸命社会を勉強していたのに、突然その私立中学の受験科目から社会が消える。。。そのようなリスクもあるかも知れません。

可能性としては低いかも知れませんが、可能性ゼロではないので、志望校の情報集は怠らないようにしましょう!
メリット・デメリットを踏まえた、我が家の方針

メリット・デメリットあるけど、どうすれば良いの?

我が家の方針を記載しますので、ぜひ参考にしてください!
社会を受講するメリット・デメリットを踏まえた結果、我が家の方針は「受講する」です。

少なくとも新小5まで、可能ならば新小6までは受講させて、その後も受講するか判断したいと思っています!
社会を受講することは、関西であっても受験の選択肢を広げてくれます。
社会の成績が大きく伸びるのであれば、理科の代わりに社会で受験するという選択肢も選べます。

受講させてみなければ、本人に社会で点をとれる適正があるかも、わからないですしね!
また、小4の段階で社会が増えたことで宿題が回らなくなる。。。というようなことでは、そもそも忙しくなる小5・小6を乗り切れないでしょう。

一度切りの中学受験、最初は可能な限り欲張りで行きますよ!

算数・国語に重きを置くのは変わらないけどね!
最後に

長々と偉そうに書きましたが、正直エビちゃんが、社会が得意教科になる未来は、今のところ想像できません!笑
まあ、学んだことは絶対にムダにはなりませんし、折れずにやっていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!